遺伝子検査でわかった息子のこと

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さてさて、息子君の遺伝子検査の結果についてです。

大事な説明ですから、妻と一緒に2人で聞きに行きました。

オーソモレキュラーの先生は90分かけて、詳しく教えてくださいました。

ナチュラルに「ホモ」「ヘテロ」といった専門用語も出てきて一瞬戸惑いましたが、大体の内容は理解することが出来ました。

結論としては息子君は

・ヒスタミン代謝が弱く

・葉酸の代謝がうまくいっておらず

・有害物質の排出に難があり

・脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンの代謝を助ける必要がある

ということでした。

ヒスタミン代謝について

ヒスタミンはアレルギー症状を引き起こす化学物質です。

体内のヒスタミン量が増加すると、鼻水が出る、頭痛、めまい、貧血、低血糖といった症状が現れます。

ヒスタミンの主な供給路は食事です。

ヒスタミンはマグロやカツオなどの赤身の魚や、チーズやキムチといった発酵食品に多く含まれます。

また、じっくりコトコト煮込んだ料理や作り置きした食品も多く含まれるそうです。

先生は力強く「一晩寝かせたカレーはダメ!」とおっしゃいました。ガーン。

息子が持つ遺伝子は、このヒスタミン代謝がうまくいかず、血中ヒスタミン濃度が高まりやすいタイプだそうです。

あぁ、、道理で。。。

思い当たるコトがいくつもあります。

息子君、かつてキムチが大好きでした。。。

そしてその頃はよく鼻水を垂らしていたし、しょっちゅう癇癪を起して親である私たちに頭突きをしていました。。。

きっと、頭痛もあったのでしょう。

「発酵食品だから、きっと健康に良いだろう」と食べさせていた過去の自分を殴ってやりたいところです。

誰かタイムマシンを作ってくれませんか。

さて、このヒスタミン回路を助けてあげるためには、まずヒスタミンを身体に入れないことです。

先生曰く「新鮮な素材を、なるべくシンプルな調理・味付けで食べる」ということでした。

なかなか難しい事です。

しかし、単純明快でもあります。

以前は味付けに味噌やキムチの素などを使っていましたが、それに代わってニンニクやショウガ(たくさん摂れ!とのことです)などを効かせて塩ベースの味付けで調理するようにしました。

今のところ、息子君も娘ちゃんもよく食べてくれています。

また、代謝回路がスムーズに回すために葉酸・亜鉛・ビタミンB3、ビタミンB12も必要とのことでした。

葉酸の代謝がうまくいっていない

葉酸の機能についてはたくさんあるので、ここでは割愛します。

大切な栄養素である葉酸ですが、息子君の場合はまず細胞膜を透過する時点で葉酸の取り込みがうまくできていないとのこと。

そして細胞内での代謝は悪くないが、代謝の最終段階で葉酸がリサイクルされずに排出されてしまっているそうです。

総合的に判断すると、息子の遺伝子は口にした葉酸の半分しか活用できないタイプ。

なので葉酸を取らせるために、緑の野菜をとにかく食べさせるようアドバイスを頂きました。

ちなみに、サプリメントに関しては「国産のものはダメ」と言われました。

人工的に作られた葉酸は細胞内に沈着し、代謝されることなくとどまり続け、長期的に見ると身体に害を及ぼすこともあるそうです。

しかし、人工葉酸を止めて食物から葉酸を摂取すると、体内に沈着した人工葉酸は自然な葉酸に置き換わり、またしっかり代謝されるようになるそうです。

「日本の栄養業界は遅れています。様々な利権が絡んでいるのでとは変えづらい状況だとは思うんですけどね…….」

と先生は少し悲しげに言われました。

有害物質の排出に難がある

体内の解毒および有害物質の排出に必要な栄養素にグルタチオンがあります。

少しマイナーな栄養素ですが、美容がお好きな方なら詳しい事と思います。

さてさて、息子君は農薬や重金属の排出に関する回路が全体的にうまく回っていないとのこと。

有機酸検査でも少し指摘されていたポイントですね。

回路の中で一部は正常に働いているが、そこに負担が集中しておりグルタチオンを大量に消費しているということでした。

グルタチオンについてはサプリを使うとして、重金属ということなので海産物にも注意が必要になります。

「マグロなど大型の魚はNG、ブリはギリギリOK、アジやサバはドンドン食べさせてください。」

「海藻もワカメはギリギリOK、ヒジキはNG。」とのこと。

あぁ、ここでも思い当たるフシが。。。

モズクが大好きでよく食べさせていたなぁ。。。

私の大好物のクジラの刺身は息子の前では食べられないなあ。。。

セロトニン、ドーパミンについて

最後に知能と関連する脳内のお話です。

ドーパミンはいわゆる「やる気の神経伝達物質」

このドーパミンが増えすぎると、いわゆる「過集中」になり、周囲とうまくいきづらくなるそうです。

で、息子君もその傾向があるらしいです。

具体的には「気分の変動起こりやすく、パッと言ってはいけないことを言ってしまったり、引き込まってしまったり、感情のバランスが取りにくい。ストレスに弱く、不安やパニックを起こしやすい。」と先生。

恐ろしや…….

中毒性を下げてやるにはマグネシウムや亜鉛といった電解質、ビタミンB群を補ってあげると良いとのこと。

また、ここでもグルタチオンが必要になるので不足しないよう注意が必要であるとのことでした。

セロトニンはいわゆる「幸せホルモン」です。

息子君、セロトニンは普通に作られてはいるそうですが、その後の代謝に難があるそうで…….

「性格的にはシャイで不安を感じやすく、将来的には強迫性障害、うつ、アルコール依存症に気をつけた方が良い」遺伝子を持っているとのこと。

あぁ、ここでもまた思い当たるフシが。。。

毎朝散歩を求めるのは、日光に当たって大量にセロトニンを作りたいという本能なのかもしれません…….

色々わかりましたが…….

結論としては、検査を受けて本当に良かったです!

遺伝情報は根性や訓練で変えることのできない領域です。

今回の検査で手に入った情報は言わば「息子のトリセツ」

彼はまだ6歳。

これからの長い人生を過ごす上で、このトリセツが彼の人生をラクにしてくれることは間違いないでしょう。

この結果を基に、彼と私たちがより心地よく、そして楽しく過ごせる環境を作っていきます!

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