こんにちは!ゴンです。
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
皆様、お正月は楽しめましたか?
私は娘と一緒に、誰も居ない公園で棒切れ片手にアバンストラッシュと牙突を繰り返していた正月でした。
さて、このブログをご覧になっている方は、きっと発達障害児や知的障害児に関わる機会をお持ちの方と思います。
ご自身でも多くの情報を集め、子供さんに向き合っていることでしょう。
幸いなことに、今はスマホを開けば多くの情報に簡単にアクセスできる時代です。
しかし逆に簡単に情報が手に入るからこそ、かえって混乱することもありますよね。
ネットでの情報収集に終わりはありませんし、ネガティブな情報ばかり注目してしまって気分が落ち込んでしまうこともあります。
そんな時に有り難いのが書籍の存在です。
特に多くの読み手を引き付けてきた良書は、時代が変わっても読者に受け入れられる普遍的で本質的なことが書かれ、ネットの海で疲れた人の心の支えになってくれることがあります。
今回ご紹介する本は初版から半世紀を過ぎた今も、子供たちの抱える問題に悩む私たちに希望を与えてくれる、正に良書といえる存在です。
グレン・ドーマンってどんな人?
グレン・ドーマンはアメリカの理学療法士です。

自閉症スペクトラムを含む脳障害児の治療、そして健常児の早期発達についての研究で知られ、実に半世紀にわたり2万人以上の子供を見てきた、正に小児治療のパイオニアといえる存在です。
「ドーマンメソッド」という言葉を耳にした方もいらっしゃるかもしれませんね。
ドーマン博士は2013年に亡くなりましたが、彼が創設した人間能力開発研究所には今も世界中から発達に悩む子供とその両親が数多く訪れているようです。
気になる本の中身は
400ページ近いハードカバーの本なので、普段あまり本を読まない方には少しハードルが高いかもしれません。
しかし堅苦しい学術本とは違い、グレン・ドーマン自身の半生を時系列を追って物語調に書かれているので意外なほどスラスラと読めてしまいます。
ザックリと内容を書くと…….
恩師である脳神経科の権威、テンプル・フェイとの出会い。
志を同じくする仲間たちとチームを組み、悪戦苦闘しながらも研究を重ねる日々。
子供の発達のカギとなる法則を見つけるたびに上がる治療成績。
タイトルにある「親こそ最良の医師」とばかりに、わが子のためにあらん限りの愛情を持って懸命にリハビリプログラムに取り組む両親。
重度の障害を抱えていながら健常児以上に読み書きのできる子供たち…….
これらの話を軸に1940年代から1970年代までの約30年間が書かれています。
なぜ1970年代で話が終わっているのか?
それはこの本が1974年に刊行されたからです。
50年間、読み継がれているという事実は正に良書の証明と言って良いでしょう。
個人的に心に残った箇所
まずは何と言っても序盤の「床の重要性」です。
これは自分たちが必死に治療し続けた子供達よりも、治療を中止した子供達の方がその後の回復が良かったという、ドーマン博士にとってはあまりにもショッキングな出来事から見つけられたものです。
いや~、私だったらこんな事実を突き付けられたらショックのあまりジョブチェンジする可能性大です。
しかし、ドーマン博士とその研究チームはそこから逃げず、子供達のために研究を続け、そして成果をあげてきました。
その勇気と信念には恐れ入ります。
あとは何と言っても「成長プロファイル」。
「平均的な子供では6歳までに習得する能力」を一覧にしたこの表を基に、必要な刺激を頻度・強度・継続度を高く入れることで目覚ましい成長を見せた子供達の記録も数多く載っています。
これにはとても勇気づけられました。
必要な刺激を入れていけば、きっと息子の成長にもプラスになるだろうと、そう思えたんです。
何度も読み返したくなる!
わが子のことで少しばかり気が重くなった時や疲れてしまったとき。
私はこの本を開きます。
最初から読むときもあれば適当に開いた箇所から読むこともあります。
正直どこから読んでもこの本は私を励まし、癒してくれます。
全編を通してドーマン博士の情熱と仲間たちへの敬意、そして子供達とその両親への深い愛情が全編を通して伝わってくるこの本は、私にとって精神安定剤になっています(笑)。
もしも興味を持たれたなら、ぜひ貴方も一度この本を手に取ってみてください。
その価値は十二分にありますよ♪

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