障害の有無にかかわらず、誰にとっても大切な食事。
何と言っても「食べたもので身体は作られる」。
これは揺るぐことのない真理です。
さて、食事を含めた栄養管理は「健康の3要素」の「化学」の領域になります。
食事法はたくさんありますが、我が家では「オーソモレキュラー(分子栄養学)」の考え方を取り入れて、日々の食事やサプリメントの摂取を行っています。
オーソモレキュラーとは?
このページではとても書ききれないので、興味のある方は是非ググってください!(笑)
簡単に書くと、身体にとって害となりえる食品を排除した上で、タンパク質・ビタミン・ミネラルといった栄養素を適切に摂取することで身体の機能の向上を目指す栄養療法です。
ガンや糖尿病、うつや認知症、そして発達障害の治療にも使われている、非常に応用範囲の広いものです。
オーソモレキュラーを始めたきっかけ
私がオーソモレキュラーを知ったのは今から7年ほど前のことになります。
当時は東京に住んでいたのですが、毎年春先になると花粉症に悩まされていました。
「空気の悪い所に居るからしょうがない」と半ば諦めていました。
そんな時、書店にてたまたま目に飛び込んできた本。
なんと、「花粉症は1週間で治る!」と書いてあります。
心の中で全力でツッコミました。
「そんなワケあるかい!!!」
胡散臭いこと山のごとし、こんなテンプレみたいな釣りタイトルの本に引っかかってたまるか!
そう思い踵を返しました。しかし、
「待てよ、私のしている施術だって『標準医療じゃないんでしょ、胡散臭い!』と言われてしまえばそれまでだ。しかし、私の施術は実際に患者さんの役に立っている。食わず嫌いは良くないよね。」
と思い直し、本を取りページをめくってみました。
この判断をした自分を褒めてやりたいです。
15年にわたって花粉症に悩んでいました。
物は試しに、この本の一部を実践しました。
具体的には小麦と乳製品を少々控え、ビタミンDを摂取するようにしたところ、私を長年苦しんできた花粉症は、ほぼ治まってしまったのです。
独学での実践でしたし、少しラクになれば儲けものという気持ちで行ったので、この結果には心底驚きました。
どれくらい本気で取り組んだのか?
ただ、厳密にオーソモレキュラーの内容を実践していたわけではありません。
そもそも本来であれば、クリニックにて血液検査等も受ける必要がありますしね。
こんなに効果を感じたのに、どうしてちゃんとやらないのかって?
はい、理由をお話ししましょう。
オーソモレキュラーは原則的に「小麦」・「乳製品」・「砂糖」・「アルコール」はNGです。
そうなんです。
世の中にある美味しいものの、少なく見積もっても半分は口に出来ないのです。
なので、サプリメント等での栄養補給はしていましたが、身体にとって好ましくない食物も普通に食べていました。
さらに、今でこそ一滴も飲みはしませんが、かつての私は大が付くほどの酒飲み。
そして妻もお酒好きな人です。
まだ子供を授かる前は、週末にはピザやパスタを食べながら二人で安いワインを4本空けていました。
「目の前の快楽に流される人」を地で行く夫婦2人。
当時はそれはそれで幸せでしたが、やはり「健康」の観点から見ると好ましくはなかったですね。
子供たちが来てくれてからも
あまり食生活は変わりませんでした。
お酒の量は少し減りましたけどね。
当初は息子の発育も気になるところは無かったので、「まあ良いか!」とパスタやジュース、アイスクリームなども食べさせていました。
大きくなるにつれて発育が気になりだしたころには、息子の好物はオーソモレキュラー的にはNGな食べ物ばかりになっていました。
これはマズイ
心の底からそう思いました。
しかし時計の針は戻せても、息子の時間を戻すことはできません。
何とか今からでも食事と栄養管理をやろう!
と決意しましたが、なにせ私の栄養知識は基本的に独学で得たもの。
どうしたものかな~と考えていた時に、救いの手が伸びてきました。
なんと、近所のクリニックでオーソモレキュラーを行っているというではありませんか!
専門家のもとで
そのクリニックの先生は、かつてご自身の体調不良をオーソモレキュラーで改善した事をきっかけに、もう10年以上オーソモレキュラーを患者さんに提供している長いキャリアをお持ちの先生です。
加えて発達障害にも非常に理解があり、「息子さんの発達は、まだ充分に間に合う可能性が高いですよ!」と力強い言葉をかけて頂けました。
出来ることを、しっかりと継続できるように
現状、オーソモレキュラーを完璧に行うのは難しいですが、出来ることを粘り強く続けていくつもりです。
パスタはトウモロコシ由来の美味しいものを見つけました。
またいつも助けてくれる近所に住む義母も、ホームベーカリーで米粉パンを焼いてくれ、お好み焼きも米粉で作ってくれています(ありがたや~)。
どうしても欲しがる時には小麦で出来たドーナツなどもあげてしまいますが、そこは家族のストレス軽減のためと割り切って考えています。
100点でなく60点でも、しっかりと継続していくことで見えてくる景色はあるハズ!
焦らず、ゆっくりでも前進できるよう毎日を丁寧に過ごしてゆきます!
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